新京成線 新鎌ケ谷の高架駅舎 供用開始
鎌ケ谷市内で新京成電鉄などが進める連続立体交差事業で新鎌ケ谷駅の高架駅舎が完成し、あす16日から供用を開始する。
同駅はこれまで改札口などを北総鉄道と共用していたが、新たに新京成専用の改札口を設置。分離することで人の流れをスムーズにする。窓口と多機能トイレも新設。市道路河川整備課は「これまでは朝のラッシュ時に2線の利用者で混雑していたが、それが解消される」と説明する。
新駅舎は「創造」をテーマとしたデザインで、コンコース内の柱などに赤色を配色した。 供用開始に先立ち、8日には市民見学会が開かれ、100人が参加。家族で訪れた30代男性は「駅舎を最初に見ることができて新鮮な気分」と話した。
同市では交通渋滞の解消などを目指し、01年から新京成線3・3㌔を高架化する同事業を行っており、17年には津田沼方面の下り線の運行を開始。松戸方面の上り線は今年度中の高架化を予定している。側道の整備など関連工事を含めた24年までの概算事業費は495億円。