復興願い
東日本大震災から8年を迎えた11日、京成津田沼駅前で追悼事業が行われた。地震発生と同時刻の14時46分。集まった市民らは北の方角に向かい、黙とう。東北復興への祈りを捧げた(=写真)。
会場ではステージイベントと募金活動が行われた。歌を披露した花咲在住の声楽家、立川かずささん(47)は「毎年続けることでイベントが定着している。続けることが大事。いろんなかたちで支援していけたら」と話した。
市民有志が主催。毎年、イベントで集まった寄付金で福島県の野菜を購入し、復興住宅へ届けている。習志野市に避難してきた人への支援を続けている実行委員長の尾曽昭雄さん(75)は「これから避難指示区域の解除や家賃減免の終了などで新たな問題が出てくる。行政はインフラの整備はできても心のケアはできない。市民団体が力になれれば」と話した。