市有地開発 意見募集 南船橋駅前の街づくり案
臨海部の回遊性高め にぎわい創出
JR南船橋駅南口に面する市有地の開発について、船橋市は「土地活用に関するアンケート」をホームページで実施している。船橋市民に限らず、広く意見を求めている。19日まで。
市有地はJR京葉線の線路に沿った広さ約4・5㌶の未開発地。駅周辺は集合住宅のほか、県内有数の大型商業施設ららぽーとTOKYO‐BAYや、船橋競馬場など、複数の集客施設がある。
当該地はかつて県企業庁が所有していたが、13年に市が取得した。市は同駅南口や臨海部の回遊性を高め、にぎわい創出を目指そうと基本構想の作成に着手。地域住民や民間事業者に意見を求め、17年に素案をまとめた。今年度は具体的な事業を選定するため、事業者と連携して要綱を作成している。
市政策企画課によると、地産地消レストランをはじめとした「回遊ゾーン」、公園や行政窓口を置く「公共ゾーン」、高齢者施設などの「福祉ゾーン」のほか、商業地や居住地も含む複合的な土地活用を想定。「生活、交流、回遊の拠点」をテーマに、同駅周辺や京葉線沿線の人気地区とは異なる性質の街づくりを進めたい考えだ。現在実施しているアンケートの回答を「計画に反映させていきたい」としている。
市担当者は「駅前の貴重な土地。ぜひ市内、市外の方に広く知っていただき、忌たんのないご意見を寄せていただきたい」と呼び掛ける。