日大生産工学部 万全を期して 連覇狙う 鳥人間コンテスト 28・29日開催
日大生産工学部の「津田沼航空研究会」が、28・29日に滋賀県の琵琶湖で行われる「鳥人間コンテスト2018」の滑空機部門に出場する。高さ10㍍の位置から、動力なしで滑空し飛行距離を競う。
昨年、同研究会は学生チームとしては歴代最長となる440・37㍍の飛行を記録。初優勝を果たし、今大会で連覇を目指す。
機体は全長は約26・4㍍。重量は約37㌔。昨年のものをベースに、「滑らかな翼」を意識し、主翼の断面の形状を新たにするなど改良を重ねた。さらにパイロットが思い通りに操作できるよう600㌘の軽量化にも成功した。
植物のクチナシの意である「Gardenia」と命名。その花言葉どおり「洗練された美しい機体」がコンセプトだ。
勝つためには、「パイロットの腕」「機体の性能」「風」の3つの条件が必要とされる。昨年は風が味方した。「2つの条件だけでどれだけ飛べるか。今年は、実力が試される年」と戸頃京樹さん(3年)。風以外の条件を高めるため、1年をかけ何度も調整してきた。「自分たちはやれるだけのことはやった」とメンバーは充実の表情を見せる。
代表の稲付祐介さん(3年)は「機体とパイロットは問題なさそう。あとは微調整し、みんなのモチベーションを上げて本番に備えたい」と意気込みを語る。パイロットの熊倉賢人さん(3年)は「連覇はあまり意識せず、自分のベストを尽くせば自ずと結果はついてくると思う」と大会に臨む。