鎌ケ谷市 清水市長 初登庁 5期目「北千葉道路の早期事業化を」

鎌ケ谷市長選挙で5選を果たした清水聖士氏(57)が10日、市役所に初登庁した。午前9時頃、庁舎に姿を見せ、出迎えた市職員から花束を受け取った。
清水氏は公約に掲げた北千葉道路の早期事業化を重点施策とし、「市内に流入する交通量が減り、安全になる。渋滞対策にもつながる」と強調したほか、「通学路の安全、高齢者が安心してして暮らせる街づくりを進めたい」と抱負を語った。多選批判の声については「ある程度は多選しないとなれない県市長会長という立場を生かし、市民のメリットになるように仕事を進めていく」と話した。
任期満了に伴う同市長選は、現職の清水氏と前市議で新人の岩波初美氏(59)の一騎打ちとなり、8日に投開票。清水氏は1万8851票を獲得し、当選した。岩波氏は1万1182票。人口減少に向けた行財政改革や北総線の運賃値下げを訴えたが、及ばなかった。
投票率は33・42%。14年の前回を2・43㌽下回り、過去2番目の低さとなった。