ジェッツ悔しい準V バスケBリーグ閉幕

プロバスケットボールBリーグのプレーオフ、チャンピオンシップ決勝が先月26日、横浜アリーナで行われ、千葉ジェッツふなばしはアルバルク東京と対戦し、60―8

5で敗れ準優勝でシーズンを終えた。
ジェッツは、司令塔・富樫勇樹を起点に多彩な攻撃で上々の立ち上がりを見せたが、2Q中盤から押され気味に。前半終了時にはブザー音と同時にシュートが入る「ブザービーター」を決められ、重苦しい空気が漂いはじめた。
後半、巻き返したいジェッツだったが、相手の堅い守備に阻まれ得点が伸びず、糸口をつかめないまま試合終了。地元の願いは届かなかった。
高根台中出身のシューティングガード、原修太は「試合を通して、準備してきたハードなディフェンスができず、その差が出た。皆さんと一緒に優勝できなかったのは悔しい」と唇をかんだ。
会場にはBリーグ史上最高となる1万2005人が来場。両チームとも赤がチームカラーのため、紅に染まったアリーナでの決戦となった。スタンドで観戦した船橋市在住の堀江美希さんは「東武船橋店にかかっている横断幕を見て、毎朝祈っていた。(A東京の表彰式を指差して)あれをやりたかったが、決勝まで進んだことは誇らしい」と話した。
試合後、小野龍猛主将は「心残りだが、とても充実したシーズンだった」と総括。大野篤史ヘッドコーチは「選手たちと成長のプロセスを進んでこられたことは幸せだった。良い時も悪い時も背中を押し続けてくれたブースター(ファン)には本当に感謝している」。
翌27日にはららぽーとTOKYO‐BAYで感謝祭を開き、ファンに準優勝を報告した。
(写真)A東京の優勝セレモニーを横目にコートから引きあげる千葉ジェッツの選手ら