やわらかな 絵本の世界へ 建築学ぶ千葉工大生が空間デザイン
子どもたちに楽しく絵本に触れてもらおうと学生が工夫を凝らした企画展「ゆらゆら ぱらぱら ひらひら 柔らかな絵本の世界へ」が、ふなばしアンデルセン公園子ども美術館で始まった。
画像=立体的なデザインの絵本棚と同学生ら
千葉工大の創造工学部建築学科で学ぶ学生30人が、アイデアを出し合い子どもが絵本を手にしやすい空間を作り上げた。揺れるカーテン付きの照明やフェルトと木材で作った本棚などで柔らかさを演出。棚は子どもの視点から本の表紙がきれいに見えるよう設計し、複数の子どもが一カ所に集中しないように工夫されている。紙芝居の各シーンを立体的に展示するコーナーもある。
室内には親子で座って本を読むスペースのほか、一人で絵本の世界に没頭できるカーテンのスペースもある。 4歳の孫と訪れた70代女性は「展示を楽しみにしていた。本好きの孫がとても喜んでいるので、会期中にもう一度来たい」と話していた。
学生の小山翔太郎さん(24)は「子どたちの好奇心をくすぐることを意識してデザインした。楽しんでもらえれば」と話す。
きょう23日とあす24日にはフェルトでオブジェを作るワークショップも開催される(当日先着順)。