YOSAKOIソーラン祭りで大賞「REDA舞神楽」 関東勢初の快挙

札幌市内で7日から11日にかけて行われた「YOSAKOIソーラン祭り」で、船橋市のチームREDA舞神楽が大賞に輝いた。

画像=ステージで演舞するメンバー

色とりどりの衣装に身を包んだ踊り子らが躍動する熱気あふれる祭りで今回で32回目。高知県の「よさこい祭り」をルーツに「鳴子」と北海道民謡の「ソーラン節」を掛け合わせ1992年に始まった。コンテストは祭りの中で行われ全国から240チームが参加し、同チームが頂点に立った。

チーム総代表の吉村朗さん(57)は「今年はマグマをテーマに、人間の内側からあふれ出る活力や熱量を表現した。コロナ禍で苦労した人や自分自身への応援歌として踊った」と演技を振り返る。
 
10ブロックに分かれて行われた一次予選の結果は2位。予選2位からの大賞受賞は前例がなく、踊り子からはため息が漏れた。しかし、ブロック2位チームの中での最上位となり、ファイナルに進出。「いったんは落胆したが、やってやるという気持ちになれた」ことがよい演技につながり大きな評価を得た。道外のチームが大賞に選ばれるのは3回目で、関東勢としては初の快挙。発表を受けメンバーは涙し称えあった。

20~30代によるチーム編成が主流の中で、REDA舞神楽の踊り子は16歳から82歳までの110人。4分の1が50歳以上で平均年齢39歳という異質のチームだ。それゆえ思うように体がついて行かなかったり、振りを覚えられなかったりと、苦労してきた。「数日たち少しずつ実感がわいてきた。発足23年、長年にわたりチームを支えてきた年配のメンバーにお礼がしたかった。受賞できて本当によかった」と吉村さんは喜んでいる。