人命救助 市民に感謝状

船橋市北消防署(藤代良一署長)はこのほど、歩道上で心肺停止状態となった男性の人命を救ったとして船橋市在住の飯塚道則さん(64)と小松田弥生さん(47)に感謝状を贈った。

画像=感謝状を受け取った飯塚さん㊧と小松田さん

6月18日、印内3の歩道上で60代男性が頭部から出血し倒れているのを車で信号待ちをしていた飯塚さん夫妻が発見。119番通報した。同じく車で現場を通りかかった小松田さんが駆け付け協力して救命処置をした。

小松田さんは市川市内の病院に勤務する看護師。男性が倒れているのに気付いた次女の『お母さん早く』という声で救助に向かったという。「すでに飯塚さんが119番してくれていたので心肺蘇生に集中できた。救急車の到着が早かったので助かった」と当時の様子を語る。

飯塚さんは「5年ほど前に救命講習は受けたことはあるが、自分だけではどうしようもなかった。小松田さんが来てくれて助かった」と緊迫した状況を語った。

贈呈式には救助された60代男性も出席。30年ほど続けているジョギング中に倒れたという。現在は社会復帰しており「二人を始め救急隊員、病院の皆様に救ってもらった命。人の役に立つことで恩返ししたい」と感謝を述べた。