高校囲碁選手権 末原さん日本一

全国高校囲碁選手権の男子個人戦で優勝した行田中出身の末原蓮さん(18)が先月30日船橋市役所を訪れ、松戸徹市長に結果を報告した。

画像=優勝トロフィーを持つ末原さん

男子個人戦は先月4、5日に日本棋院東京本院で開かれ各都道府県の代表97人が出場した。千葉県代表として出場した末原さんは、予選リーグをストレートで勝ち、決勝トーナメントに進出。準決勝では昨年の優勝者・堀公誓さん(京都)に勝利するなどして、日本一に輝いた。

5歳から囲碁を始め、中学生時代にはジュニア本因坊戦で全国優勝。現在は日出学園高(市川市)の3年生で大学進学に向け学業に励んでいる。高校囲碁選手権には昨年も出場しており、ベスト16。今回の快挙に「うれしいというより驚きのほうが大きい。以前はミスもあったが、慎重に自分のペースで打てるようになった」と話す。

表敬訪問に同席したふなばし囲碁協会会長の山下功さん(84)は「相手を倒す攻めの碁をさす。今大会でも、準決勝で大石を取った場面などで強さが見られた」と評する。

松戸市長は、「全国優勝した先輩が船橋にいることは、子どもたちの大きな目標になる。自分の目指す道に向かって今後も頑張ってほしい」とエールを送った。