ハープ大会で優勝 葛飾中出身の石丸さん

10月に埼玉県で行なわれた国内最大級のハープ大会で優勝した船橋市出身の、石丸瞳さん(27)がこのほど船橋市役所を訪れて活躍を報告した。

画像=市役所でもハープ演奏を披露した石丸さん

優勝したのは若手の登竜門ともいわれる「草加―日本国際ハープコンクール」のプロフェッショナル部門。石丸さんはこれまでに20歳以下の部門も含め同大会に3度挑戦したが、賞に届かなかった。今回は自由曲でフォーレ『塔の中の王妃』などを演奏し、その豊かな表現力が評価された。「ベスト3に残れたらいいなくらいに思っていた。変に力が入っていなかったのが良かったのかも」と初優勝の感想を語る。

葛飾中1年生の時、部活紹介で上級生が奏でるハープの音色に魅了されて入部した。その後、東京芸術大へ進学し、19年からはオーストリア・グラーツ国立音楽大学に留学して日々腕を磨いている。将来は同音楽大で教べんをとり、国際的に活躍するハープ奏者「マルギット=アナ・シュース氏のような音が出せるようになりたい」と語る。

訪問を受けた松戸徹市長は「地元でも頑張ってくれていることをうれしく思う。これからの活躍を期待している」と激励した。