「人」千葉ロッテへの入団が決まった習志野高出身の大学生 池田来翔さん

先月のプロ野球新人選択(ドラフト)会議で千葉ロッテマリーンズから2位指名を受けた。 「4、5位くらいと思っていたので、まずはびっくり。その後、良かったなと安心した」と振り返る。右打ちで長打力のある内野手を求めていた球団から高く評価された。「僕は習志野高の時から地元の人に見てもらっている。また千葉に戻るので、姿を見にマリンスタジアムへ足を運んでもらいたい」と笑顔を見せる。

八千代市出身。父・真樹さんは社会人野球のNTT関東、同東日本で活躍し、東京ドームで行われた都市対抗野球大会でライト方向の本塁打を放ったことが「来翔」の由来だ。小学1年で父が指揮を執る地元チームに入団。中学時代は硬式野球の京葉ボーイズでプレーした。

「一番近い高校が甲子園を目指せるところで、吹奏楽の応援に引かれた」と習志野高に進学。甲子園にはあと一歩届かなかったが、小林徹監督から教わった「細かい野球」は国士舘大でも生きた。「怖いもの知らずで、来た球を打っていた」が、やがて不振に陥り、フォームや配球を研究し、中距離砲として素質を開花させた。

ロッテでは来春の1軍キャンプへの合流を目指す。「最初って肝心じゃないですか。プロでも最初は良いシーズンにしたい」と臆するところはない。将来的な目標は「2千本安打」と明言。マリン風を切り裂く打球を量産するつもりだ。