秋津公園再整備 サッカー場スタンド拡張し人工芝に

秋津3~5の秋津公園とスポーツ施設の「一体的再整備」事業について、習志野市が検討を進めている。老朽化した施設の改修や、サッカー場などを人工芝化する方針。事業者や施設利用者、地元住民との対話を進め、来年3月までの基本計画の策定を目指す。21年度当初予算には事業費として1876万円を計上している。

画像=現在の秋津サッカー場。天然芝の養生のため、例年6月と10月は利用できない

施設の利用率アップや市民サービスの向上による地域のにぎわい創出が目的。生涯スポーツ課によると、各種スポーツ施設の改修にとどまらず、現在は更地の秋津近隣公園予定地の活用、新習志野公民館などの周辺施設との連携を視野に入れた大規模なプロジェクトとなる。

公園内の秋津サッカー場「第一カッターフィールド」は1982年、同野球場は84年に供用を開始。スタンドの老朽化に加え、どちらも天然芝のため養生期間が必要で、1年のうち2~3カ月は利用できない。人工芝に変更すれば通年の利用が可能となる。

サッカー場は現状の2100席から約5千席へと改修する方針。サッカーに限らず、習志野を本拠とするアメリカンフットボール日本一のクラブ、オービックシーガルズの公式戦の増加も見込む。野球場も人工芝化で冬季の利用に加え、外野を使ったグラウンドゴルフなど、多角的な活用方法を検討している。

現状では、市は民間の資金とノウハウを活用する「PFI(RO方式)」を有力な方針としている。他方、野外施設の天候リスクや、現状の利用率では民間運営による独立採算事業は難しいため、市が一定の負担をする必要がある。

市は2月までにスポーツ関連団体や造園業者、コンサルタントなど16事業者と「対話」を実施。「公園予定地にバーベキュー場やカフェを」「市民の声を反映した計画にしてほしい」といったさまざまな意見があったという。

活用方法が未定の公園予定地も含め、詳細の検討はこれからだ。駐車場は有料化する方針。

同課は21年度末までに計画を策定し、事業者の公募を経て、早ければ24年度から工事を開始するスケジュールを示す。市内の子どもの増加傾向や、東京から近い地の利を生かした都内チームの利用も念頭に入れ、検討を進める。担当者は「スポーツには場所が必要。習志野市民にもっとスポーツを楽しんでもらいたい」と話す。