コロナ禍決意の門出 市立看護学校で卒業式

3月は門出の季節。本紙エリアでも各校で卒業式が行われている。船橋市立看護専門学校(金杉1、松木和子学校長)では5日に卒業式が開催され、40人が学びやから巣立った。

画像=壇上で証書を受け取る卒業生。同校は1991年に開校し、市内の病院をはじめとした医療機関に看護師を送り出している

同校は3年制の看護師養成所。今年度は新型コロナウイルスの影響で授業や実習に制約が生じたが、学生同士で内省し、深く考える機会が増えた面もあるという。

市立医療センターなどに就職
卒業生の年代は21歳から39歳までと幅広く、9割が市内の医療機関に就職する。隣接する市立医療センターで職務に就く人も多く、最前線の医療従事者としてコロナ禍に立ち向かうこととなる。

特に感染症対策が求められる都合から、式典は保護者を招かず、学生と学校関係者のみで行われた。白衣を着た学生らは決意に満ちた表情や笑顔などを見せ、それぞれの思いを込めて卒業証書を受け取った。

答辞では、社会人経験のある高橋正樹さん(37)が学年を代表し、「新型コロナで私たちの学校生活も大きく変わった。自宅学習が続いたころは、本当に看護師になれるのか、全員が不安だったはず。本当にたくさんの方に支えられて、私たちは看護師としてスタートを切ることになる」と感謝を述べた。

式典は約1時間で終了。櫻田美樹さん(34)は「コロナ禍でのカリキュラムは、今となっては感謝している。学んだことを少しでも生かしたい」。高橋咲さん(21)は「患者さんの助けになる看護師を目指す。就職先でも毎日勉強し、患者さんと向き合えるようにしていきたい」と話した。