願い乗せ、バルーン大空へ

飯山満地区の3小中学校で11日、風船を空に放つ「バルーンリリース」が行われた。

画像=飯山満小で風船を放つ児童ら

児童生徒ら約2100人が参加した。正午の時報に合わせ、3校で同時に約3千個の風船をリリース。新型コロナウイルス収束への願いや、将来の夢を添付した色とりどりのバルーンが、子どもたちの歓声とともに大空へ昇っていった。

学校行事が相次いで中止となる中、地域が協力して子どもたちの思い出を作ろうと、飯山満中学校区で活動する「青少年の環境を良くする市民の会」(岸波庸子会長)が企画した。風船は土に返る天然ゴム製で、環境にも配慮した。

飯山満小の能登あずささん(6年)は「本物の夢が飛んでいくようだった。私は学校の先生になりたい」と笑顔。野木英表校長は「校庭で歓声が上がるのを久々に聞いた」と感謝を述べた。