ペットと暮らす グループホーム

飼い主を求めていた犬、猫などと、障がいのある人が一緒に暮らすグループホームが先月、西船にオープンした。

画像=ペットに表情を緩ませる「わおん西船橋」の入居者㊧と臼田さん㊨

アニスピホールディングス(東京都)が運営するペット共生型福祉施設「わおん」。同社は犬や猫の殺処分ゼロを掲げ、4年ほど前からペットショップで売れ残るなどして飼い主のいない犬と猫を譲り受け、全国318カ所に展開する同施設にペットとして迎えている。

「動物と触れ合うと心が癒やされたり、コミュニケーションを促進するアニマルセラピー効果が期待できる。共生することで、入居者の生活の質を高められる場を提供できれば」と藤田英明社長(44)は語る。

社会とのつながりに一役
西船の施設には現在、体験者を含む3人が入居。北関東のブリーダーから引き取ったチワワを飼っている。日課は朝夕の散歩。施設を管理する臼田圭子さんは「地域の人と言葉を交わす機会が増えるなど、入居者が社会とつながるきっかけにもなっている」と話す。

「朝晩の餌やりなどのお世話係をみんながやりたがる」ほど、入居者は飼い犬に親しんでいるという。「ワンちゃんがいると自然と笑顔になる。お互いにハッピーになれる生活を見守っていきたい」