船橋市補正予算 コロナ対策に19億円

船橋市は新型コロナウイルス対策として、患者受け入れ病床への補助、子育て世帯や中小企業への支援策などを盛り込んだ約19億円の20年度一般会計補正予算案を発表した。感染症緊急対策の「第3弾」にあたり、25日に開会した市議会臨時会で審議される。

病床確保の医療機関に助成
市は新型コロナ患者の受け入れ病床を確保している医療機関に対し、県の補助に上乗せして2万円、県の対象外になる病床には2万9千円を助成し、病床を空けておく経費への支援に当たる。感染症入院患者を受け入れた場合には1人あたり50万円の協力金を県補助で支給する。妊産婦への支援では、感染への不安を持つ妊婦に対し、分娩前にPCR検査を実施する。

児童扶養手当を受給している「ひとり親世帯」や、収入が同手当の対象水準に下がったひとり親世帯への臨時特別給付金は、対象者1世帯に5万円、第2子以降は1人につき3万円を加算する。条件により、収入の激減の申し出があった人への追加給付もある。低所得で高校生までを育てている「準要保護世帯」にも同様の施策を実施する。

教育関係では、例年は夏季休業にあたる8月に学校給食を提供することから、高温が懸念される調理室の暑さ対策として全小中学校にスポットクーラーを配備する。

中小企業と個人事業主向けの対策には5億2860万円を確保。国の持続化給付金の対象外になる前年比2割以上、各月5割未満の売り上げ減少率の事業者に、従業員数に応じて最大50万円を助成し、運転資金を支援する。飲食店とタクシー事業者が協力する飲食テークアウト販売への備品購入費、配送手数料への助成も盛り込んだ。

補正予算は総額19億1737万円。事業費の9割以上は国の臨時交付金や県の補助金を充てる見込みで、市の貯金にあたる財政調整基金からは9818万円を拠出する。