オンブズマン習志野 発足

習志野市政を住民が監視し、情報公開を求める任意団体「市民オンブズマン習志野」の設立総会が21日に市内で行われた。

画像=設立総会であいさつする市川代表(写真奥)

オンブズマン制度は行政に関する苦情を受け付け、是正を勧告する機関として、19世紀初頭のスウェーデンで始まった。同団体は市が進める公共施設の再編、市有地の売却などに反対する市民らが中心となり、昨年9月に準備会を立ち上げ、協議してきたという。

総会では、情報公開制度と住民監査請求権に基づき、市が発注した各種契約や議事録の透明化を求め、公民館や図書館など施設の統廃合、旧市庁舎跡地の活用といった問題の解決に取り組む活動方針が承認された。

住民の目で市政を監視
結成宣言では「市政・市財政など不正・不当な行為を監視して是正を提言」「市議会もその役割を果たしているかを監視」するとし、15人が発足メンバーとなった。代表に選出された市川武男さん(82)は「市政には問題があり過ぎる。市民を置き去りにし、業者の言いなりになっている」などと話した。

今後は月に1回ほどの会合を行う方針だ。事務局は「市ホームページに載っているものだけでは不十分。より詳しい議事録や資料を出すように求めていきたい」としている。