小中学校 分散登校始まる

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた休校措置が続く中、本紙エリアの小中学校で分散登校が始まった。

学年、学級ごとに日時ずらし
船橋市では市立小中学校に週1回の登校日を設け、7日から、学年や学級ごとに日時をずらしての登校をスタートさせた。船橋市教委は「10人未満、15分までが大原則」との基準を示しており、教室では課題の受け渡しや、児童生徒の健康状態の把握などを行う。登校により子どもたちに生活のリズムを取り戻してもらう狙いがある。授業の再開については13日現在で未定。市教委は「市内の感染状況を注視し、慎重に見極める」としている。

夏休み短縮し、授業時間確保
習志野市教委は「個別登校」を始めた。出席番号や住所別で指定された時間に登校し、家庭で取り組んだ課題に対し、教員から個別に助言を受ける。今後について、従来は夏休み期間の7月下旬、8月中旬以降に授業日を設け、学習の遅れを取り戻す方針だ。

鎌ケ谷市は18日から「短時間分散学習支援」を始める予定だ。市教委は「登校」とは位置付けず、家庭学習のアドバイスを受けたい子どものサポートに主眼を置いた。学級内でグループ分けし、週2回、概ね数十分の短い枠で実施する。 いずれの市も保護者の判断に委ねており、学校に行かなくても欠席扱いにはしない。