習志野市予算案 一般会計705憶円

学校改築や子ども園整備で過去最大
習志野市は14日、23年度一般会計当初予算案を発表した。一般会計は前年度比11・8%増の705億7千万円となり、過去最高額となった。

大久保小や習二中の改築工事やこども園の整備工事などが本格化することから、普通建設事業費として前年比64億7千万円増の119億4千万円を計上。財政課は「2つの学校の改築工事が、最も工事費がかかる2年目、3年目に重なった」と説明する。

歳入は市税が3・4%増で過去最高の300億7538万円。景気が回復傾向にあることや大型建設物の増加に伴う固定資産税の増加から9億9297万円の増加を見込む。このほか、財政調整基金繰入金は22年度と同額の25億円。公共施設等再生整備基金繰入金からは、前年比12億169万円となる13億3517万円を財源として活用する。全基金残高の23年度末見込み額は22年度末より49億2千万円減。

歳出は、福祉の経費にあたる民生費が前年比9%増の306億5396万円。次いで学校校舎改修事業などにより教育費が前年比48・3%増の118億7625万円となった。

鷺沼特定土地区画整理事業に伴う近隣公園整備事業に2億59万円。芝園清掃工場延命化対策事業に4億5914万円などがある。

このほか、習志野文化ホールの休館に伴い23年度は「二十歳の門出式」の会場を幕張メッセに変更する(247万円)。