全日本吹奏楽コン 気持ちぐっと習高「金」

愛知県の名古屋国際会議場で先月末にあった全日本吹奏楽コンクール全国大会の高校の部で、習志野高が通算25回目となる金賞に輝いた。中学校の部では習四中が銀賞を受けた。

当日、習高の演奏順は3番目。部員は4時に起床し、最終調整をして本番に臨んだ。自由曲では「スペイン狂詩曲よりマラゲーニャ、祭り」に挑戦。コントラストが高い曲で、今年の部員たちの「カラッと、明るいイメージ」に合わせて選曲。現地の雰囲気を意識して演奏した。

「生徒たちの集中力がぐっと来ていた。気持ちを乗せた演奏が伝わった」とタクトを振った織戸弘和顧問(53)は振り返る。部長の七海歩夢さん(3年)は「いつもと音の響き方が違って緊張した。昨年金賞で、今年ももらえるか不安だったが、このメンバーで演奏できてよかった」と話す。

同高吹奏楽部では約180人のメンバーを同大会を含む3大会に振り分け、全員がレギュラーメンバーとして活動している。きょうは福島県で開催される日本学校合奏コンクール、20日には大阪城ホールで開催される全日本マーチングコンテストに出場する。