環境問題考えるきっかけに 高校生がごみ拾いイベントを企画

二和西在住の菅南衣安さん(18)が、先月30日稲毛海岸のごみを拾うビーチクリーンイベントを開催した。呼びかけに約50人が集い、海岸のごみを拾い集めた。

画像=イベントではハワイアンドッグも販売

当日は朝7時スタート。お菓子の包装紙や花火のごみなど2時間で袋20個分のごみが集まった。菅さんは県立高校に通う3年生。「地元の海をきれいにしたい。意識をしないと生活は変わらない。イベントを通して、いろいろな人が環境問題や脱プラスチックについて考えるきっかけになれば」とイベントの狙いを話す。

9歳の時に珠算の大会でハワイを訪れ、現地の自然に感動した。「いつかハワイの海に関わる仕事がしたい」と夢を抱いている。

学校の授業などで、日本は世界で2番目にプラスチックごみの排出量が多いと知り、ショックを受けた。昨年、教育企業主催のビジネスコンテストで「海を守るビジネスプラン」を発表し優勝。クラウドファンディングで同イベントの開催資金を集めた。

大学受験を控え、しばらくは勉強に専念するが、今後も定期的に同様のクリーンイベントを運営していく予定だ。将来はハワイで「環境問題について活動する人や起業家たちをサポートする仕事がしたい」と話している。