「ふなばしエコカレッジ」来月開講 環境保全担う人材育成

船橋市は地域の環境保全に取り組む人材を育成する「エコカレッジ」を来月、開校する。今月22日まで受講生を募集している。

画像=講座のイメージ写真。フィールドワークでは森林や干潟で自然に触れ生態系を学ぶ予定だ

船橋市在住・在勤・在学の18歳以上が対象。講座は5月25日から11月までに17回を予定している。座学だけではなく、県民の森や三番瀬などでフィールドワークも実施する。環境保全活動をしている市民団体のメンバーや学識者を講師に、自然の仕組みから食品ロス、廃棄物処理問題など、幅広く学ぶ。

担い手の高齢化 知識を次世代に
16年度に市が策定した「生物多様性ふなばし戦略」の核となる事業。市内で環境保全活動をする担い手が高齢化しており、次世代の人材不足が懸念されている。これまで蓄積してきた知識や技術などを円滑に引き継ぐため、後継者の育成が急務という。

受講後には受講生と環境保全団体とのマッチングを行い、今後の活動にスムーズに参加できるよう市がフォローする。

市環境政策課は「高齢化などで活動団体がなくならないようにしたい。活動を切れ目なく続けていく必要がある。幅広い知識を得ることができるので関心のある方に参加して頂ければ。学びっぱなしにならないようにサポートしていきたい」と語る。

申し込みの詳細は市ホームページから。℡(436)2454 同課 自然環境係