東武百貨店レストラン街に 個室型ベビーケアルーム

東武百貨店船橋店(本町7)7階レストラン街に先月、ベビーケアルーム(=写真)が設置された。

横180㌢、奥行90㌢、高さ200㌢のボックス型。赤ちゃんの授乳やおむつ替えなどに使うスペースだ。

カーテンなどで仕切られている一般的な授乳室とは異なり、内側から施錠ができる個室空間。誤って開けられてしまう心配がないほか、複数の子を連れている場合でも一緒にボックスに入れるため安心して利用できる。哺乳瓶での授乳や離乳食を食べさせる場合など父親にも利点がある。

ベビーケアルーム「ママロ」を開発したトリム(神奈川県横浜市・長谷川裕介代表)によると、年々、需要が増えており、現時点で全国に約300台を設置。本紙エリアでの設置は今回が初という。

導入する公共施設や商業施設にとっても、設置や移設が手軽なのが長所だ。同百貨店では5階の子ども用品売り場に、常設の休憩室を設けているが、フロア閉店後は利用ができなくなる。営業時間が異なるレストラン街へベビーケアルームを設置することで利用者の利便性を高める狙いがある。

同百貨店の広報担当者は「フロアマップなどには記載しているが、まだまだ知られていない。より多くの方に知っていただきたい」と話す。