鎌でざくざく 稲刈り体験

実りの秋―。船橋市の高根小(近藤敏秀校長)は13日、学校近隣の水田で稲刈りを行った。

画像=高根小近隣の田んぼで稲刈りをする児童ら

この日は5、6年生55人が参加。子ども自らが田植えし、草刈りや雑草を抜く作業などを行い、丹念に育ててきたもち米の稲を刈り取った。高学年は既に複数回の経験があるため、鎌を片手に、ざくざくと手際よく進めていった。

5回目の稲刈りという安藤瑞季さん(6年)は「今年は豊作だった。スーパーに行ったときも、このお米は努力して作ったんだろうなと思い浮かぶ。農家さんはすごいと思う」と汗を拭った。

米作りは児童が農業や収穫の喜びを体験し、地域への理解を深めることを目的に、1985年から続く恒例行事。刈り取った米は11月の「収穫祭」の日などに給食の材料となるほか、児童が持ち帰って食べるという。学校に協力している高根町の農家、仲村学さん(43)は「お米は丁寧に育てることが大事。仕事というものを学んでもらえれば」と話した。