子ども記者 清掃工場 「取材」

小中学生の「児童・生徒記者」が先月19日、船橋市のごみ処理場「南部清掃工場」(潮見町)を見学し、同工場の仕組みや環境問題について「取材」した。

画像=南部清掃工場の内部を見学し、立ったままメモを取る「児童・生徒記者」ら

地域について学びながら発信することを目的に、船橋市が毎年夏休みに行っている企画で、当日は小学6年と中学2年の計14人が参加した。4人家族が1カ月で出すごみの量は「サッカーボール230個分」であること、収集体制が地域によって異なる理由、焼却熱の蒸気を使って発電する仕組みなどを学んだ。

小さな記者から「北部清掃工場との違いは」「少し前まで関西に住んでいたが、プラスチックが船橋では可燃ごみなのはなぜか」といった質問が飛び、工場担当者は「北部は可燃ごみと粗大ごみで、南部は可燃ごみのみ。船橋はプラを燃やして電気を作っている。自治体によっては、リサイクルで繊維にしている」と回答した。

飯山満小の原綾音さん(12)は「ごみは燃やしたら終わりと思っていたが、灰を埋め立てに使ってその上に建物を建てていることを知った」と感想を話した。

児童・生徒記者が取材した内容は9月15日付の市広報紙に記事として掲載される。