県なし味自慢コンテスト 初富の石井さん大賞

ナシの最盛期に合わせて県などが開催した「千葉なし味自慢コンテスト」で、最高賞の農林水産大臣賞に鎌ケ谷市の石井伸和さん(=写真・46)が輝いた。

今年は出品された「幸水」90点から、糖度や食味などを専門家が審査した。石井さんは同コンテストにほぼ毎年参加しており、初めてのトップ賞。「ようやく取れた」と受賞を喜ぶ。

初富にある「梨の石井園」の3代目。26年間ナシの栽培に励んできた。近年は受粉作業を機械化していたが、今年は手作業に戻した。「単純ではあるが、見直して、丁寧に栽培した」ことが実を結んだのではないかと分析する。

今年は降雨が続き、黒星病が発生。「来年は来年の課題が出てくる。その都度対応したい」と話す。

2位に当たる県知事賞は、船橋市の豊田大輔さんが受賞した。