頂点目指しジャンプ 三段跳び市船橋 常泉

今夏は全国高校総体(インターハイ)が行われる予定。本紙エリア内の選手らも夢舞台を目指し、練習に励んでいる。

画像=船橋市運動公園で練習する常泉。三段跳びは「細かい技術の積み重ねが必要」と考えている

陸上競技男子の三段跳びで頂点をうかがうのは、市船橋3年の常泉光佑。5月の県総体では14㍍89(追い風2・7㍍)で優勝。18日から行われる南関東大会をステップに、夏のインターハイへ向け、練習を重ねている。

「意識しているのは助走の流れ」。三段跳びではホップで強く踏み切らない選手もいるが、常泉は「ホップから思い切り前に飛び出す」。骨盤の乗せ方や、脚を振り下ろすインパクトと地面からの反発を推進力に変えるコツなど、さまざまな工夫をしている。

船橋市出身。塚田小の時に参加した市民陸上大会で走り幅跳びにエントリーし、跳ぶ楽しさを知った。旭中で陸上部に入り、3年夏には全国大会にも出場した。

「3歩であれだけ跳べるのはすごい」と魅力を感じ、市船橋1年の秋から本格的に三段跳びを始めた。昨年10月に行われた全国大会では15㍍22を記録し、2年生ながら3位に入賞した。

今年は飛躍の年にしたい。走り幅跳びとの2種目でインターハイの決勝へ進むことが目標で、「三段跳びでは優勝を」と意欲を語る。