ジェッツ悲願の初V CS決勝の激戦制す

プロバスケットボールBリーグの千葉ジェッツふなばし(本社・船橋市湊町2)は1日、横浜アリーナで行われた2戦先勝制のチャンピオンシップ決勝第3戦で、71―62で宇都宮ブレックスを破り、悲願の初優勝を果たした。

画像=1日、決勝第3戦で勝利し、表彰式で喜びを爆発させる選手ら(=千葉ジェッツふなばし提供)

同点で迎えた最終4クオーター。リードを許す苦しい展開となるが、着実にシュートを決め残り5分で逆転し、その勢いで一気に突き放し、栄冠をつかんだ。

千葉ジェッツは県内初のプロクラブとして誕生し、西船4に事務所を構えた。11年に当時の「bjリーグ」に参入し、県内全域で徐々に浸透。15年に船橋市とホームタウン協定を結び、船橋アリーナ(習志野台7)を本拠地に定めた。新統一リーグのBリーグに参入後、17年には千葉ジェッツふなばしに改称。地域に密着したクラブとして市民に親しまれ、日本一の観客動員数を誇るチームに成長した。

17―18年シーズンから2年連続で準優勝。昨季は新型コロナウイルスの影響で、リーグは途中で中止された。富樫勇樹を新主将とする体制で臨んだ今季も、コロナ禍で活動休止を余儀なくされたこともあったが、「いくぜてっぺん」を合言葉に勝利を重ね、決勝に進出。「三度目の正直」で頂点に立った。