津田沼パルコ閉店へ 23年2月末

大型商業施設の津田沼パルコ(前原西2)が23年2月末をもって閉店することが分かった。

画像=津田沼パルコ外観。24日17時ごろ撮影

同店は1977年に開業。JR津田沼駅北口前に立地し、船橋、習志野両市にまたがる街の象徴として親しまれてきた。「津田沼戦争」と称される近隣商業施設との商戦を繰り広げ、ピークの91年度にはテナント売上高が約188億円に達した。その後は漸減が続き、2019年度は約120億円だった。

パルコ広報によると、駅周辺の再開発計画や新型コロナウイルスの影響などを踏まえ、建物の賃貸契約が満了する2年後の閉店を24日に決定したという。

同日、閉店を知った地元住民らは口々に「ショック」と話した。4歳の長女と共に訪れた男性会社員(36)は「残念です。服を買ったり、ご飯を食べたりしていたので…」と言葉少なだった。

本紙エリアでは18年に船橋駅前の西武船橋店が閉店しており、街の玄関口にある大型店の撤退が続くことになる。