夏休み終了 学校始まる

新型コロナウイルスの影響で例年より短くなった夏休みが終わり、本紙エリアの公立小中学校で授業が始まった。習志野市は17日、船橋市は18日から登校。鎌ケ谷市は24日から始まる。

画像=教室で担任教諭からの問い掛けに手を上げる児童ら

船橋市の七林小では18日、始業式は行わず、ホームルームを行った。「休みが短く、なかなか出掛けられなかったと思うけど、楽しく過ごせたかな? 友達に会えてうれしい人は手を挙げて」。飯田弥生教諭の問い掛けに、学級の約半数が挙手。「オンラインで会っていたから」と久しぶりの感じがしないという児童もいた。学校再開に、高橋晴人くん(6年)は「授業が始まったら勉強するしかない。猛暑だから熱中症にも気を付けたい」と話した。

船橋市教委は授業の再開とともに給食を開始。児童の生活リズムを取り戻す狙いもあるが、夏場の高温が懸念される。各校の調理室にはスポットクーラーを設置し、厨房内の安全性にも配慮している。

異例の8月授業。感染症と酷暑の双方に対策を講じる必要がある。土屋達彦校長(55)は、窓を開けて授業をするため冷房の設定温度を下げたり、屋外での体育は行わず座学とするなどして対応しているという。「授業時数の確保のためには受け止めたい。子どもの安全が第一」と話した。