小中学校授業再開へ 来月1日から段階的に

本紙エリア3市の教委は、6月1日から公立小中学校の授業を段階的に再開する方針を打ち出した。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言の推移で変更される可能性があり、20日時点では予定という。

夏休み 大幅に短縮
船橋市教委は6月1日から、在校生は時間を短縮するなど「密」にならないように調整して授業を進める。入学式は、中学校は2日、小学校は3日。給食は4日から、小学校新1年生のみ8日から開始する。
また、休暇を授業時間に充て、学習の遅れを補う。夏休みを大幅に短縮して8月8~17日までとし、平日に21日分の授業時間を確保する。9・10月の隔週土曜日、冬休みの一部なども授業日とする予定だ。

習志野市教委は6月1日から12日まで、学級を分割して授業を行い、国の交付金を活用して希望者への「簡易的な給食」を無償で提供する。15日以降に平常登校とする方針だ。夏休みは8月1~16日。

鎌ケ谷市教委は1日から午前と午後の分散登校による段階的な授業再開を行い、8日から通常の登校とする予定だ。給食は10日から開始。夏休みは8月7~17日とした。運動会・体育祭、プール指導、林間学校は中止となる。

部活は15日以降「実施可」
部活動については、船橋市教委は15日以降に「実施可」とした。活動時間を2時間以内にすることが条件で、学校長が判断する。市教委保健体育課は「小中学校体育連盟と協議し、各顧問や校長と確認を取りながら、子どもたちの安全を最重視して進めたい」としている。習志野市教委も同日から制限を付けて再開する方針。鎌ケ谷市教委は未定で、状況を見て判断する。